スーパーラグビー2017シーズンの最終戦。ピッチ上の温度は45℃を超える灼熱のコンディションで、サンウルブズがプライドを見せ、今季最多の8トライを決め48−21で勝利し、今回2勝目を上げた。
2017/07/15
構成●編集部
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サンウルブズ フィロティアティアヘッドコーチ
毎回自信をもって選手たちを送っていますが、南アから帰ってきたらチームに大きなゲームプランをクリアに落とし込んでいきました。これまでより少し変化を加えました。その結果本日の素晴らしいトライが生まれたと思います。南アフリカ遠征のライオンズ戦から大きな学びがありました。そこでのキーメッセージは「(自分たちで)コントロールできることをコントロールしよう」というもの。今日はブリッツゲームキャプテンをはじめ、リーダー陣の大きな成長が見られた。彼らを誇りに思っています。
来シーズンに向けては、これからレビューしたい。そしてどうやって強くするかをもう一度考えたい。今シーズンは、リコンディショニングやケガ人など選手が色々と変わった。その中でも、選手たちから向上したい、(サンウルブズの)ジャージを着たい。(サンウルブズに)戻りたいという姿勢が見られたのは嬉しかった。
サンウルブズ ヴィリー・ブリッツゲームキャプテン
23人全員がリーダーとして戦えた。一人ひとりがリーダーとなって試合になっていこう。一週間通して、ハートをこめてインテンシティーをあげたトレーニングがディフェンスの成長につながった。
(ペナルティートライの判断について)ジェロム・カイノがシンビンだったということと、FW全員のスピリットが高かったので自然とそういう判断になった。メンバーには「思い切りバットを振り切れ」とメッセージを送っていたが、あの場面では8人が同じ気持ちだった。
ブルーズ タナ・ウマンガヘッドコーチ
サンウルブズの素晴らしいプレーで勝利に値するプレーだったと思います。南アでの厳しい試合の後でのホームでの試合でいいかたちでの勝利で今年を終えたのはスタッフ、選手たちの努力、来シーズンにむけて努力をしたからだとおもいます。
(他のNZカンファレンスのチームとは)試合に対する姿勢、一貫性の部分で違いあったと思います。他のチームでは選手たちがぬかりなく、ハードな戦いをしていました。そこの部分で我々も戦わなければならない。コーチ陣としても選手のモチベーションづくりを考えないとならない。選手たちだけでなく、私達マネジメント側も反省をしなければならない。
ブルーズ HOジェームズ・パーソンズ キャプテン
試合に向けた姿勢の違いが大きかった。サンウルブズが持っていて、私たちに足りなかった。これでチームを離れるメンバーもいて、送別という意味の試合でこういう結果になってしまったことは大変残念。改めて準備の大切さを感じた。(準備というのは)個々の選手のメンタル面での準備のこと。少しでも過去よりも良い結果を出すためにはよりいい準備をしなければならない。(暑さについては)我々は二週間日本にいて、準備をしてきましたし、ブルーズのジャージを着た時点でそういうことを言い訳にはできない。サンウルブズは、フィジカルのぶつかり合い、ブレイクダウンの部分で我々よりも上回っていました。